神奈川県小田原市小竹。この地に人形芝居が伝わったのは江戸時代といわれています。当時の江戸の人形芝居に見られる「鉄砲ざし」という操法や人形のカシラの構造、上方文楽の「静」に対して「動」とも評される、江戸人形芝居のおおらかな動きなどが特徴です。明治時代、東京で活躍していた人形遣い・西川伊佐衛門が小竹の地に移り住み、芝居の指導のみならず人形の修理や製作も数多く手掛け、下中座の繁栄に力を尽くしました。昭和55年には「相模人形芝居連合会」として国の重要無形民俗文化財に指定されており、下中座では地域の中学・高校の有志活動へ指導に出向き、後継者の育成にも力を入れています。 なお、この第8巻は小田原市郷土文化館で常設展示、放映されておりますので、ぜひお立ち寄りいただき、ご覧ください。 住所:小田原市城内7-8 電話番号:0465-23-1377 開館時間:午前9時〜午後5時 入館料:無料 休館日:年末年始 アクセス:JR東海道線・小田急・箱根登山・大雄山線「小田原駅」下車、徒歩10分 ホームページ:小田原市郷土文化館